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2019年3月

2019年3月18日 (月)

第8回Halu講座は5月11日~大切な情報を共有するための時間として

先日、第7回の基礎講座を無事終えることができた。参加者は多くはなかったが、おかげさまで、地に足の着いた情報共有ができたと感じている。

実は、第6回と第7回のあいだは1年半も期間が開いてしまっていた。というのも、第6回までは「何とかHalu農法を知ってもらいたい」という気持ちだけで講座内容を組んでしまったので、難しい話をただ受講者に押し付けてしまっていたように思う。

そもそも自然農法に興味を持っている方々だから、クレームこそなかったが、みなさん消化不良で帰宅することになっていたのではないか。そんな反省から、この1年半は、農業技術という視点から少し離れて、「食の安全と健康」という視点から農業を見つめなおしていた。

まず自分自身、食習慣を変えてみた。そして、健康のこと、病気のこと、農薬のこと、食品添加物のことを調べてみた。

これまでは、「肥料も農薬も使わない低コストの農業があれば、安全だし、人々はみな幸せになる」と単純に考えていたので、「ほかのことは知る必要もないし、自分から発信する必要もない」と他人事のように思っていた。ところが、実際にふたを開けてみると、そうではなかった。

現代の農業と、健康・医療、食品添加物は密接に関係していることがわかった。直感的に考えれば当たり前のことでもある。「現代人が不健康なのは食が原因である」。これに異を唱える人はそういないはずだ。ところが──

「では具体的に食の何がいけないのか?」と問われたときに、栄養学の主張、医学の主張、薬学の主張、食品業界(添加物)の主張がああでもない、こうでもない、といろいろな表現で情報をまき散らすものだから、一般人は、何が問題の本質で、何が枝葉の問題なのか、さっぱり理解できないのだ。

バラエティ番組で、有名なタレントが「ココアが健康にいい」と言えば、スーパーの棚からココアが消え、「バナナが健康にいい」と言えば、棚からバナナが消える。よく笑い話で引用される。しかし、たくさんの専門家たちが垂れ流しにする難しい情報が多すぎるから、ココアやバナナというわかりやすい情報に飛びつくのは、当然のことなのだ。(自分も、そういった簡単でわかりやすい情報に振り回されて、ココアやバナナを買いに走った人間だからよく理解できる)

ということは、栄養学にしても、医療にしても、添加物にしても、農薬にしても、すべての問題を串刺しして理解できるシンプルな情報の共有化が、まずは必要だということに、私自身が気づくことができた。その意味で、この1年半は大切な時間だった。

この1年半に得られた貴重な情報を整理すると、ざっと以下のようになる。

栄養学:たくさんの品目をバランスよく食べる ⇒ ☓
医 療 :病気を治すには薬が必要 ⇒ ×
添加物:多くの人に食べ物を安定的に供給する ⇒ ×
農 薬 :大量の食べ物を確保するためには必要 ⇒ ×

要するに、すべて間違いか、考え方がゆがんでいて、一般消費者は騙されている(もしくは煙に巻かれている)というのが結論だ。加えて、それぞれの専門家たちも、自分の専門外のことには関心がないか、知らないのか。全体を把握できる人がいない。そして最も致命的なのは、栄養学にしても、医学にしても、食品添加物にしても、農業の現場のことを知らなさすぎることだろう。

せめて、農薬について少しでも学んでくれていれば、日本人がこれほど不健康になることはなかったはずだ。そして、「野菜をたくさん食べなさい」などとアドバイスする栄養学や医学の専門家はいなかったはずだ。

農薬の何がいけないのか?
食品添加物の何がいけないのか?
病気のとき、薬を使わないとどうなるのか?
何を食べれば良いのか?
子供や孫の将来は大丈夫なのか?
情報の洪水から身を守る方法は?

そんな視点を踏まえたうえで、Halu農法の意味や実践方法についてお話しをし、情報共有したいと思っている。

第8回は5月11日午後1時より。関心のある方は、ぜひお越しを。お待ちしています。

2019年3月 1日 (金)

基礎講座を開きます

Imgp2351久しぶりに、Halu農法基礎講座を企画した。いつも直前の告知になってしまって、ブログや歩屋のサイトをご覧になっている方には申し訳なく感じている。今回は第7回になるが、前回までと違って、体験農園の利用者さん、あるいは利用希望者さん向けの講座を意識した内容になっていて、難しい話を省いて実施する予定だ。

いろいろな思いを込めて、自然農法の研究、そしてHalu農法の開発、さらには普及活動を行ってきたが、なかなか世間へのアピールは難しく、迷いに迷って8年間、いまここにいる。

従来の農業の観念とはまったく異なる視点から自然農法の仕組みを考えてきたわけであるが、新しいが故に日本ではあまり理解されず、なんとも寂しく、もどかしい思いをしてきた。美味しい野菜ができても「何か(緑肥や腐葉土なんかを土のなかに)入れてるんでしょ?」と言われたりして、農業分野の壁の厚さを痛感してきた。

しかし、ここ数年の異常気象や世界情勢の混乱を見て、これまでの方向性を考え直し、方針を思い切って転換することにした。今年のテーマとして「日本版シティファーマー」の普及を掲げた。これは、日本の従来の古い農業では国難を乗り切るのは難しいという判断と、これからは個人個人のサバイバル意識に訴えて、少数が生き残りをはかる時代になるという危機感の表れだった。

残念ながら、いまの日本全体で国難を乗り切るのは無理だろう。政治の混乱ぶりには、国民のほとんどが「もはやどうしようもない」という諦めのような気持になっていると感じるし、実際、食の問題は深刻さを増しているのに、むしろ庶民をがんや難病にわざと導くような政策を見ていると、もはや政治も食の業界も、自浄作用は起こりようがない。となれば、あとは意識の高い個人が結びついて、この国難を乗り切る以外にないのだと思う。

今回の基礎講座は、Halu農法の話はもちろんだが、今後の自然災害や国際政治の混乱が起きた場合のネットワークづくりについてもお話しをしたいと考えている。Halu農法のネットワークによって、いざというときの食糧の確保の道を探りたいと考えている。これからは、間違いなくサバイバルの時代に突入する。

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