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2018年12月 1日 (土)

ベネズエラの惨劇~餓死する乳幼児たち。その原因は?

地球の裏側では、想像を絶する恐ろしいことが起きている。日本のメディアで、ごくたまに見かけるのだが、南米ベネズエラの経済破綻、政治破綻による惨劇は、我々の想像以上に厳しいらしい。

石油の埋蔵量では世界一と言われ、もっとも裕福な国のはずだったベネズエラ。すでに総人口3,000万人のうち、230万人以上が周辺国に脱出し、残された国民は、2,500%のハイパーインフレによって紙幣が紙屑になり、食糧を輸入することができず、飢えているという。

1歳児が餓死した写真もネット上にアップされているが、この事態は事実らしい。

なぜこのような事態になったのか? いまの政治の無力さを非難する記事がたくさんあるけれども、どうも、その原因について納得できる分析や評価が見つからない。しかし、理由は明白だ。

もともとベネズエラは、食糧生産にまったく力を入れていなかったことがわかっている。石油を売って、食糧を海外から輸入すればいいと考えていたからだ。ところが、2014年ごろから原油価格の低迷によって外貨不足になり、食糧を輸入するお金が一時的になくなってしまったという。

石油を増産するタイミングを逸したことで、食糧輸入が止まった。

つまり、国内に食べ物がない状態になってしまった。

一瞬でもそうなると、食糧の価格は一気に跳ね上がる。すると、それに引きずられて急速なインフレが止まらなくなる。2,500%のインフレということは、大根1本100円だったものが、単純に2,500円になる。家賃10万円が250万円になる。結局、割を食うのは貧困層で、そのなかでも弱い存在である子供たちが飢え死にするという、いまの日本では想像できない状況に追い込まれているのだ。

今年8月、ベネズエラ政府は5桁のデノミ政策を実行した。つまり、10万円を1円に切り替えた。となると、貯金1億円が1000円、100万円が10円になる計算だ。これによって経済はさらに危機的状況になっているという。どんな恐ろしいことになっているのか、もはや私にはイメージできない。

もとをただせば、食糧の輸入ができなくったことが引き金だったはず。食糧自給率の低さが、一気に経済破綻を招いたのに違いないのだが、なぜかメディアや専門家たちはそのことを言わない。

石油の産出国であるベネズエラでさえその事態に陥ったとなると、石油もない、食糧自給率も実質的にゼロ%である日本は、この先本当に大丈夫なのか?妙に不安な気持ちに襲われるこの頃だ。

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