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2018年7月

2018年7月26日 (木)

糖尿病の原因はこれかも?~農薬と食品添加物の複合汚染

これまで、農薬なら農薬の毒性、食品添加物なら食品添加物の毒性のことしか頭に浮かびませんでした。ところが、つい最近になって、農薬と食品添加物の両方が引き金になって、子供から高齢者まで重篤な病気を引き起こしている。そんな可能性が頭の中で膨らんできました。

このブログではこの半年ほど、食と健康をテーマにいろいろな情報を集めていることを書いてきました。それまでは自然農法の研究に意識を集中していたこともあって、とくにこの10年は、農作物の育て方のことしか考えてきませんでした。そのため、浦島太郎のような状態になっていたようです。

私自身は元々新聞記者であり、いまでもジャーナリストであることは変わりません。一度「これ」と決めたテーマは、自分でも笑ってしまうぐらい集中してしまいます。いまは「食と健康」がマイテーマです。それで、遅ればせながら、まずは農薬について知りたいと、いろいろ調べていました。そして、つい最近は食品添加物についても調べ始めたところです。ところが、のっけから「こりゃやばいな」と思うような壁に突き当たりました。それが、農薬と食品添加物の複合汚染です。

しかし、この問題は、40年以上も前に有吉佐和子さんが「複合汚染」という著書で問題提起していただけで、その後、具体的な研究もなければ、問題点を指摘する声もほとんどないようです。複合汚染は、それほど研究が難しいテーマということなのでしょう。しかし──。

とりあえず緊急にこの場で書き残しておきたいのは、「グリホサート(除草剤)」と「果糖ブドウ糖液糖(食品添加物)」、その2つによる糖尿病Ⅰ型の発症という複合汚染の可能性についてです。もしかしたら、食品添加物の別の要素が関係しているのかもしれませんが、それは私にもわかりません。(関係が疑われるとすると、たんぱく加水分解物ではないかと推測はできますが)

また、これは食品添加物がかかわっていなくても、グリホサートだけで発症している可能性もあります。というのも、農薬と食品添加物(液糖にしてもたんぱく加水分解物にしても)すべてに共通しているのがグリホサートだからです。そのことについては、通信講座の受講者向けに毎月まとめているレポートで詳しく説明する予定です。ここでは、備忘録として触りだけまとめます。

1. グリホサートはアメリカのモンサント社が特許を取り、特許期間が切れたため、ジェネリック商品も出回っている除草剤です。この除草剤の売りは、「すべてを枯らす除草材であることと、逆にこの除草剤では枯れない遺伝子組み換え大豆(ほかにトウモロコシも)」の組み合わせです。この毒性について、モンサント社は「毒性はあまり大きくなく、残留期間も短い」と説明してきました。ところが、最近になって、残留期間は長く、発がん性やその他の重篤な疾患の原因になっている可能性があるという指摘が相次いでいます。その中に糖尿病があります。

2. 果糖ブドウ糖液糖(あるいはブドウ糖果糖液糖)は、清涼飲料水やさまざまな加工食品に使われている。しかし、急激に血糖値が上がるので、糖尿病の原因になりかねないとして、専門家が注意を呼び掛けている。(ブドウ糖果糖液糖は遺伝子組み換えトウモロコシから作られたコーンスターチを原料にしています)

3. 糖尿病はⅠ型、Ⅱ型があり、90%はⅡ型。生活習慣が原因と考えられている。なかでも注目すべきは、小児糖尿病が増えていること。小児糖尿病のほとんどは「Ⅰ型」で、すい臓の機能不全で、一生涯インスリンを投与しなければならない病気である。医療の視点では「原因はわからない」とされているが、液糖は摂取しないほうが良いと考えられている。

私自身も清涼飲料水はたくさん飲んできましたし、マスメディアですら、たまに「ジュースの飲みすぎは注意」という健康番組を作るぐらいです。しかし、もし原因にグリホサートが関係しているとすれば、いくら私たちがグリホサートに気を付けていてもダメなんです。

その理由は、私たちの目に見えないことです。主に輸入の大豆、あるいは小麦、トウモロコシなど(加工や飲食店の料理の材料)は、ほとんどが遺伝子組み換え作物であり、栽培時に大量のグリホサート(除草剤)が使用されているそうです。普段からほとんどすべての日本人が、知らずに日常的に食べてしまっています。安いパンや小麦粉、液糖を使った菓子類を思い浮かべてください。

いまや小麦と大豆、トウモロコシはアレルギーの原因としてほとんどの日本人が知っていると思います。しかし、栽培時に大量のグリホサートが使われていることは、ほとんど知られていないはずです。なので、「人間はそもそも、小麦と大豆にアレルギーを持っている体質の人がいる」と錯覚しているんですね。(アレルギーの原因は、どう考えてもグリホサートではないかと疑われます。少なくとも、私自身の体感として、畑での悪影響の強さ、期間の長さは尋常ではありません)

そして世界中でグリホサートの使用禁止への運動が起き始めているようです。逆に日本では、そんなことは「どこ吹く風」という空気です。なぜなら、いまだにホームセンターで、子供でも除草剤を買うことができるからです。

以上の要素を合わせて考えたとき、糖尿病の原因が「カロリーの摂りすぎ」ではなく、農薬と食品添加物の複合汚染である可能性が浮かび上がるのではないでしょうか。

このことを、この場で書いても何にも役に立たないかもしれません。それでも、今後の研究課題として提案させていただきます。

★★★★★

日本の糖尿病は、実際に治療を受けている人は316万6千人(平成28年調査)で、3年前の調査より50万人増えているそうです。問題なのは、治療を受けていない「糖尿病が強く疑われる人」が1,000万人、「糖尿病予備軍」も同じ1,000万人も存在することです。また、世界では2017年の最新の数字で、4億2,500万人にのぼるそうです。世界中で糖尿病が爆発的に増えているということです。それにしても、「予備軍」まで含めると、日本の糖尿病はもはや国民病ともいえるかもしれません。

小児糖尿病は、日本では10万人に2人と言われていて、総数は多くはないように見えますが、そもそも子供に糖尿病が発症すること、そして年々患者数が増えているのは、異常事態であるとしか言いようがありません。

2018年7月23日 (月)

健康の値段

先日、歩屋のサイトに「究極の健康レシピ」というページをアップしました。自然農法という画期的な手法によって米の栽培が可能になったことで、このレシピはようやく成立します。

それにしても、現代の日本人は、とても食べ物とはいえない「得体の知れないモノ」を毎日食べ続けて、なぜこれで平気なのか不思議です(実際には平気というより、考えたり判断したりする気力が失われているのかもしれませんが)。おそらく一番の原因は、とても“優秀”な食品添加物のおかげでしょう。人や獣の毛さえ、「たんぱく加水分解物」といううまみ成分に変身させ、廃棄するしかない肉や野菜を「ごちそう」にしてしまうそうです。

食品添加物は、人間の味覚を含めた五感をよく科学して開発されるので、普通の人には本物と区別がつきにくいそうです。こう書いている私も、半世紀近く、食品添加物のお世話になり、安くて美味しいごちそうを食べ続けてきました。それが実は“ごちそうもどき”だったなんて、初めは信じたくはありませんでした。

添加物については、機会があれば、このブログでも記事をまとめたいと思います。少なくとも明白なのは、添加物によって作られた加工品、調味料があまりにも普及しているため、現代人の身体には、必要な栄養素が届いていないばかりか、毒がどんどん溜まり、病気を引き起こしているという事実です。

しかも、恐ろしいことに、このような記事を書くと、それを打ち消すように、得体の知れない誰かが批判を繰り広げるという狂った社会になっています。

Photoそこで、とにかく食品添加物を一切摂らず、健康を手に入れるための食事レシピを公開しました。それが、和食の基本である一汁一菜の食事です。

では、この食事を続けるために、いくらのお金が必要でしょうか。一人当たりの金額を試算してみました。一か月分で計算しています。材料はほとんど自然農法か有機農法による作物です(有機農法といっても、基本的に動物性の肥料を使っていない作物を想定しています)。

1. 玄米10kg 10,000円

2. 味噌1㎏ 1,500円

3. 醤油500㎖ 500円

4. みりん500㎖ 500円 

5. 梅干し500g 1,000円

6.. 漬物1㎏ 1,500円

7. 調理に使う野菜10,000円

合計25,000円

ざっくり計算するとこのような感じになります。あくまでざっくりです。

これを高いとみるか、安いとみるか。

調味料については、このほかにも出汁用の乾物や塩、酢、酒などが必要になるので、もう少し費用がかさみます。けれども、安い調味料を買ったとしても、合計金額はあまり変わらないことに気づくでしょう。

それよりも、添加物の入っていない食べ物に慣れてくると、それだけ味覚が戻ってきている証拠なので、ジャンクフードを食べたいと思わなくなったり、いわゆる“健康サプリ”のような妙なモノを買わずに済みます。

仕事をしている場合、昼は外食ですましている人は、外食が不味いことに気づくため、玄米のお弁当を持参するようになるでしょう。玄米が苦手でも、小豆と一緒に炊く「発芽酵素玄米」という素晴らしい調理法もあるので、毎日の食事は、とても充実するはずです。

そして、医療費、薬代もほどんと不用になり、思考力も直感も冴えてきます。

これが日本中に広がり始めたら、昔の優秀な日本人が復活する可能性がゼロではないと思います。ただ、そのために必要な時間は、おそらく100年単位の未来の話でしょう。すでに大量の食品添加物で味覚が壊れてしまっている子供たちがそのまま大人になり、子育てするサイクルに入っているため、これを変えるのは容易ではありません。

それと、自然農法のお米そのものが極端に少ないので、とても全員には回らないのです。

私も、茨城県の篤農家のお米を取り次いでいますが、ある程度の注文が出てきた時点で店じまいをしなければいけません。なぜなら、私や私の家族も、以前からの消費者だからです。

まだ、大勢が気づく前に、安全な食べ物を確保する手段を探すことをお勧めします。

2018年7月18日 (水)

中国メディア~記事掲載その2

20180718中国メディアの週刊紙「大紀元時報」に2回目の記事(7月18日付)が掲載されました。ざっと目を通すと(中身は読めませんが、漢字から意味を想像して)、Halu農法の理論について詳しく書かれているようです。

ハルという言葉が先住民であるアイヌの言葉であり、「自然からの恵みの食べ物」であることも書かれています。そして、Halu農法が、日本古来の自然観を基本にした技術であることも書かれているようです。

古来の自然観は、おそらく、自然と一体になって生活してきた縄文人の文化がベースにあると思われます。アイヌ民族は、現在もその文化をしっかり受け継いでいて、“和人”と分類される私たちの多くは、明治以降、とくに昭和の戦後になって、急速にその自然観を忘れてしまったようです。

アイヌというと、北海道に住む人々のことしか情報がないようですが、実は昔から本州に広く住んでいて、いわゆる和人と仲良く暮らしていたという説もあります。私の住む千葉県我孫子市には、アイヌ語に由来するといわれている地名がたくさん残っています。

文字を使わないアイヌ文化は、文字がないがゆえに、先祖から子孫へ、口伝で文化を継承してきました。歴史書は、いわば勝者、権力者が作ったものなので、正確な情報でないことはいまや常識です。それよりも、世代から世代に口伝えで守ってきた文化には、私たち和人の子孫が学ぶべきことが凝縮されているように思います。

Halu農法とは、そういう考え方の農業技術です。

2018年7月17日 (火)

究極の健康レシピ

たったこれだけのことで、日本人すべてが健康で快適な生活を送れるはずなのに──

昨今の食や医療の歪みを見るにつけ、「いまの日本に自浄作用が働く力は残っていない」と思うようになりました。また、「日本全体が思考停止状態になってしまった」と感じるのも、決して大げさな話ではないと思います。

それならば、同じ思いをしている人、伝わる人にだけでも、大事なメッセージを伝えなければいけません。残された時間は、そう多くはありません。大半の日本人の心も身体も、ボロボロになっていると感じるからです。そこで、いますぐに自分ができることとして、「究極の健康レシピ」を提案することにしました。

基本は、江戸時代の庶民の健康を支えてきた「一汁一菜」の食事です。

Photoレシピを提案したのは、この1か月ほど、2人目、3人目の孫が生まれたことも理由のひとつです。「この子たちの健康と幸せな生活を守るために、残りの人生をかけて世の中の歪みを直していく」という決意のような気持ちが芽生えてきました。(それは、自分の手の届く範囲に限定して、です。社会全体を変える視点は捨てました。)

健康レシピの提案については、Halu農法を応援してくれている仲間に「このことを公に打ち出して良いものかどうか」を相談して、GOサインをもらいました。というのも、私自身は農業技術の研究をしている身です。食事の内容についてまで、会社のWebサイトを使って「究極の~」と打ち出すのは、文字通り畑違いと言われそうです。

しかし、「栄養学や医療の専門家の言うことを聞いていては、とてもではないけれど自分も家族も助からない」という危機感がつのるばかりです。また、この半年間は食と健康についてかなり突っ込んで調べを進めてきました。そこで得られた結論には、「間違いない」という確信があります。

実際、このレシピを実行すれば、生活習慣病の予防どころか、ほとんどの病気も簡単に治ってしまうでしょう。

「これだけ食べていれば、健康な身体に戻るし、健康を維持できる」という食事です。最低限、これで十分な栄養が摂取できるし、それ以外の食べ物はなくても困りません。しかし、現代の医療や栄養学を真正面からばっさり切っているので、反対意見もあるでしょう。(むしろ、日本に住むほとんどの人が反対かもしれません)

反対する人は、医者や栄養士の勧める食事を続ければ良いだけのこと。2人に1人が「がん」になる栄養指導を、きっちり実践すれば良いでしょう。確立1/2で、「がん」になるのを逃れることができます。

一方、「究極のレシピ」はどうでしょうか。たぶん「がん」になる確率は0/100でしょう。しかも、お金がかかりません。なぜなら、「毒になるものを買わない、口に入れない」が基本だからです。

このレシピに反対する人は、次のように突っ込んでくるでしょう。「お前は医者か? がんになったらお前が責任取れるのか?」と。私に責任なんて取れるはずがありません。逆に、2人に1人が「がん」になり、3人に1人は「がん」で死ぬという統計的事実に対して、いまの医者や栄養士は、責任を取ってくれるでしょうか。彼らにだって責任は取れないでしょう。この世はすべて自己責任です。

あとは、自分の意思でどちらを選ぶか。ただそれだけです。

ちなみに、お米も味噌も醤油も、私からは供給できないので、信頼できる入手先の情報をまとめているところです。お米はすでにご紹介している通りですが、今後、ネットワークの輪を広げていく予定です。

2018年7月15日 (日)

中国メディアの取材

20180711世界35か国で情報発信しているという中国メディアの週刊紙「大紀元時報」に記事が紹介されました(日本版、2018年7月11日付)。中国語の記事は読めないのですが、見出しを見ると、取材時にお話ししたことが、きちんとまとめられていると思います。

以前、特許を出願したとき、また特許を取得したとき、それぞれのタイミングで日本のマスメディアに取材してもらえないか案内を出したことがあります。あるいは、私の周囲に「知り合いの記者に取材してもらうよう声をかけてみる」という人も何人かいました。その結果──。

日本のメディアから、一度も取材を受けたことがありません。

私は、Halu農法の考え方や技術が眉唾物と受け取られているのだろうと思っていました。ところが最近になって、Halu農法や歩屋の取り組みについて、英語版、中国語版のページをアップすると、今回の取材につながったのですが、そこで面白いことに気づきました。

中国の取材スタッフは、もちろん日本語が達者な方たちですが、それ以上に、持っている知識や問題意識の深さ、高さに驚かされました。そして、私が話すことをすべて受け止めたうえで、それを動画にしたり、記事にしてくれたのです。

(これって、過去に自分が記者としてしてきたことだよな?)

そもそも自然農法の科学的な研究を始めたのは、ジャーナリストとして強い興味を持ったからです。いわゆる体験取材のマニアック版とでも言えるでしょうか。子供の教育資金を含めて私財をすべて投入するなど、やりすぎだったと思いますが、少なくとも、ジャーナリズムの関心を呼ぶテーマのはずです。

1. 肥料・農薬を使わないので、安心な作物であること

2. コストがかからないこと

3. 耕作放棄地が適していること

4. 改良が進むと、慣行栽培並みかそれ以上に収量が確保できること

5. 生態系を整えるので、環境保全にとても貢献できること

6. バイオ燃料をコストをかけずに作りだせること

7. 安全な家畜飼料を栽培できること

8. 二酸化炭素を減らせること

9. 砂漠の緑化に応用できること

10. 理論が単純なので、機械化が可能であること

即座にメリットをこれくらい挙げることができます。あまりにも「良いこと尽くし」ですが、だからこそ、ニュースには持ってこいの話です。この技術は、確立してしまったら、もはやニュースにはなりません。特許という発明が身を結ぶのかどうか、そこにニュース価値があるわけですから、まさに「今でしょ」のネタなのです。

そういうジャーナリストの感覚のようなものを、今回の取材や記事によって思い出すことができたのは、とてもありがたいです。逆に考えると、このネタに食いつかないということは、日本にジャーナリズムがなくなってしまった、ということかもしれません。

自然農法は日本発祥の思想と技術ですから、日本で研究と普及が進むことが望ましいと思っていました。しかし、考えが変わりました。日本のメディアはたぶん壊れているし、農業関係の専門家も肥料と農薬が大好きなようです。なので、日本人向けの情報は、自然農法に関心があり、それなりに情報を求めている個人を想定して発信してこうと思っているところです。

自然農法の産業化は、もはや外国の資本に頼るしかないのでしょう。

大紀元時報には、何回かコラムを書かせていただく計画があり、準備を進めています。とてもありがたいことだと思っています。

2018年7月11日 (水)

フランス語版をアップしました。

歩屋のWebサイトに、英語版、中国語版に続き、フランス語版の案内ページをアップしました。私自身は、フランス語はまったくわかりませんが、フランス語圏のみなさんに、ぜひ日本発の自然農法(Halu農法)について、理解が深まってくれればありがたいと思っています。

先日、中国語メディアの大紀元グループ日本法人から取材を受けました。アメリカを拠点にしたグローバルメディアで、世界35か国で情報発信しているそうです。メディアの取材は初めてです。取材スタッフのみなさんには、とても深く理解していただき、感激しました。

日本は平和ボケで、明日をも知れぬ国になっていますが、それは世界中に散らばっている中国人にも同じような悩みがあるようです。日本人にかぎらず、中国人もまた、古くから受け継がれてきた伝統文化を見直すことが大切だと、彼らは考えているそうです。

とくに農業については、中国にも自然と一体となった考え方は大昔にあったそうです。取材スタッフと話していると、彼らはとても勉強熱心で、日本の自然農法に対する理解も深いことがわかりました。さらに、それを理論化したHalu農法のことや、ここまで私個人が歩いてきた道のりに、大いに共感していただいたのです。

これほど話がかみ合って、しかもあっという間に簡潔な動画をまとめてくださり、感謝の念にたえません。この動画だけでなく、これから大紀元時報という週刊紙でも、連載記事を書かせていただくことになり、準備を進めています。

自然農法は、日本ではなく、先に日本以外で普及と研究が進むのかもしれません。

2018年7月 9日 (月)

植生の変化を見極める~Haluの世界その23

Kimg1440Haluの土壌改良を始めると、うれしい感情が沸き起こる場面がいくつかあります。そのひとつが、「エノコログサ」が生えているのを見つけた瞬間です。エノコログサは、イネ科の雑草で、「猫じゃらし」ともいわれている、全国どこにでも生えている草です。

とても野菜など育ちそうもない場所で土壌改良をすると、つまり、超高畝を造成すると、最初のころは、以前からそこに生えていた雑草が生えてきます。それは当然のことなのですが、3か月とか半年もすると、生えてくる雑草の種類、つまり植生がどんどん変わってきます。

なかでも、イネ科の雑草であるエノコログサは、水はけの悪いところには生えてきません。また、農薬を多用した畑でも生えてきません。

そして、エノコログサが生えてくると、いよいよ野菜類の育つ条件が整ってきた、ということがわかります。このことは、過去の経験から学んだことなので、科学的に証明されたことではありません。まあ、自然農法の理論そのものが他にないし、特許を取得したとはいえ、いまだに個人の仮説の域を出ていないことに、寂しい気持ちはあります。

しかし、エノコログサを発見したときのうれしい気持ちは、やはり何度味わっても良いものです。(実際に野菜はできていますから)

拠点をいまの農場に移したのは2年前です。地主さんは、その1年前まで慣行栽培をされていて、とくに除草剤を使って、きれいに畑を管理していたようです。私は、「1年あれば農薬の効果は切れる」と考えていたのですが、実際には違いました。

除草剤が使われた農地では、同じイネ科でも「メヒシバ」という雑草が生えます。本社農場も同じように、メヒシバしか生えてきませんでした。それどころか、本社農場にはメヒシバすらまともに生えてこない場所があります。よほど多量の除草剤が使われたのだろうと思います。もちろん、いくら超高畝を造成しても、野菜はなにひとつ育ちません。

いま1.3haの農場で土壌改良中ですが、野菜ができ始めたのは、遊休地でほったらかしにされていた場所です。そして、除草剤が使われた場所は、予想以上に苦戦しているというのが実態です。

そんな苦戦続きの場所で草刈りしていると、なんとここ数日の雨によってエノコログサがちらほら生えてきているのを見つけました。ようやく、除草剤の影響が弱まってきたのです。これでこの秋以降、いろいろな野菜がしっかり育つようになるでしょう。

エノコログサを見ると、なぜか温かい気持ちになります。

2018年7月 8日 (日)

カウンターインフォメーション~洗脳の仕組み

昨今の食と健康、あるいは農業について世間の情報の流れを見ていると、今年に入って、「ようやく本当の情報が目立ってきたな」と感じるようになりました。とはいっても、あからさまに本当の情報ばかりになってしまったら、国民がパニック状態になること必至。少しずつ少しずつ、以前よりは人目に触れるようになってきた、というニュアンスです。

Kimg1535このことは、逆に考えると、いままでの情報に対して疑問を持つ人が増え始めている、ということが言えると思います。いくら本当の情報を発信しても、視聴者や読者がまったくついてこなければ、すぐに立ち消えてしまうからです。いままで、ずっとそうでした。

それにしても、日本の食や農業の問題が、ここまで深刻化しながら、いままで表面化してこなかったのは、いったい何が原因なのだろうかと考えていたら、ふとある言葉が浮かびました。それが「counterinformation(カウンターインフォメーション)」です。

なんで英語が浮かんだのか自分でも不思議ですし、そんな英語があるのかどうかすらわかりません。で、ネット検索してみると、Wikitionaryというサイトにありました。訳が間違っているかもしれませんが、要するに私が感じた通りの意味だと思います。

カウンターは、いわゆるカウンターパンチのカウンターです。インフォメーションは情報です。例えば、「農薬が危ない」と誰かが言い始めると、「いや、農薬の危険性は証明されていない」と主張する専門家を引っ張り出して反論する、というような話です。しかも、いまはインターネットが普及したために、実名を明かさない「反論役」のような人たちがいて、本当の情報が出たとたんに「打消し」にかかります。

インターネットの検索機能を逆手にとって、すごい数の反対の記事を掲載するため、あたかも反論役のほうがメジャーな意見であり、正しいのだというような状態を作ってしまうわけです。

このことを裏付けるような出来事が、つい最近、日本で起こっていたようですね。なんでも週刊新潮が「食べてはいけない国産食品」というテーマでキャンペーンを始めたところ、週刊文春がこれに反論するという展開。週刊文春の見出しを読むと、内閣府食品安全委員会や東大名誉教授の言葉を借りて反論を繰り広げていたようです。

私は週刊誌を読まないので、ネット上のことしか知りません。しかし、この手の話の結末だけはわかります。お互いに「こっちが正しい」と言い合っているうちに、読者は飽きてしまいます。そのうち、問題が雲散霧消してしまうんですね。私もそうですが、物事は慣れてしまうし、忘れてしまうんです。

これが、権力側の人たちが日常的に行っている印象操作、つまり洗脳の仕組みです。しかし、ここまで国が壊れてくると、権力側にも影響が出てきます。

さて、なんでこんな記事を書いているのかというと、もちろん、日本の食と健康と農の話です。私たちの身体は食べ物で作られているわけですから、その原材料とか食品添加物に無頓着だと、自分は良くても子供や孫はダメなんです。

もはや洗脳される側だけの問題じゃなくて、権力側にも影響が及んでいる。

明白な証拠は、国民の医療費や介護事業費が信じられない速度で増えていることです。我々の身体を作っている食べ物が原因に決まっているじゃありませんか。とくに私たちののような年寄りが若い世代の足を引っ張って、苦しめていることに、いい加減反省しなきゃいけないでしょう。思考停止している場合じゃないんです。

と、突然のように強気な記事になっているのは、昨日、ちょっとしたご縁のある方に、永田町(国会のある場所)や霞が関(中央官庁のある場所)の現状について話をうかがったからです。

正直なところ、(もうこの国はダメだ。取り返しがつかないほどダメージが大きくなっている)と自分では思っています。実際、永田町も霞が関も、私の世代以上の人間はダメダメになっているようです。つい先日も、文科省の現役局長の「親バカ事件」が起きました。局長と言えば、ものすごい権力を持っているポジションです。こういう人が税金を好きなように使っているのが、いまの日本なんです。

しかし、政治家も役人も、ある年代より若い世代には、ちゃんと考えている人たちも残っている、という情報をいただきました。ならば──

我々のような年寄りが、いま頑張って若い世代を応援しなくて、いつするんだ! と年甲斐もなく興奮しているので、こんな記事になってしまいました。政治家も役人も、40代以下の若い世代に奮起する気持ちがあるなら、私は、この日本をあきらめずに、もう少しだけ頑張ろうと思います。

写真は、畑で育てている桃をもいで、もうすぐ2歳になる孫娘に渡した場面です。妻が撮影してくれました。まだ1年しか経っていない苗木で、写真は生育が遅いほうの苗木です。実は小さいけれど、とても香りが良く、美味しくて感動しています。肥料も農薬も要らないんです。

市街地のスーパーにHalu農法の貸農園がオープン

Kimg1437市街地のスーパーの敷地内に、自然農法の貸農園がオープンしました。Haluの理論を応用した大型プランターを開発し、コンクリートの敷地に設置したものです。野菜の共生微生物が繁殖しやすい構造を持ち、手軽に自然農法の野菜を育ててもらうことができます。

場所は、千葉県松戸市にあるオーガニックスーパー「クランデール」。もともと、Halu農法の名前が決まる以前から、野菜の試験販売などで応援してくださっているスーパーです。社長の川田裕司さんの快諾をいただき、7月7日にオープンすることができました。

貸農園の経営は「あゆみやファーム」で、提携農場の経営者でもある児玉直人さんが代表として運営にあたります。児玉さんは、Haluの大型プランターの開発者でもあります。

特に、この貸農園は、「緑地の少ない都市部の人々にも、安全で美味しい農作物を自分で育ててもらえるように」と企画されたものです。コンクリートの敷地に設置する前提なので、たとえばビルやマンションの屋上にも開設することができます。

いま、都心部ではヒートアイランド現象による気温の上昇が問題になっていますし、屋上の緑化を兼ねた癒しの農園として活躍してくれることを願っています。

詳細は歩屋のWebサイトで。⇒クリック

2018年7月 3日 (火)

スイカ一番果

Kimg1418昨日、スイカの雌花が咲いていたので、受粉したかどうか一日様子を見ましたが、今朝、大きさが2倍になっていたので、うまく受粉してくれたようです。今年の一番果です。順調にいけば、今月中に収穫できると思います。

Halu農法で夏野菜を育てるのは、結構難しいと思うようになりました。大きな問題は、やはり水です。この数年の天候の不安定さによって、雨や気温が全く読めません。天気予報はあてにならないので、私自身の直感を磨く以外に、対処法はないのかもしれません。

今年はスイカの苗づくりに本格的に挑戦したものの、全体からみれば「失敗」だと思います。苗は100株以定植しましたが、タイミングが遅すぎました。

一応、大半がちゃんと活着してくれたようですが、観測史上もっとも早い梅雨明けになってしまい、こんなカラカラ陽気で、これからどこまで育ってくれるのか。同様に、キュウリとメロンも定植が遅れてしまい、しかもほとんどが萎びていました。2週間ほどたって、ようやく落ち着いてきた感じです。これからうまく育ってくれるよう、しっかり見守っていきます。

ただ、少し判断が早すぎるかもしれませんが、夏野菜は、苗でなく直播で工夫するほうが良い気がしています。もちろん、自然農法での話です。

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