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2018年5月

2018年5月24日 (木)

ミニミニ菜園キットを来月から販売開始~Halu農法超入門

Kimg1264植物は、肥料がなくてもスクスク育ちます。どんな野菜も穀類も果実も同じです。

ところが、「植物には養分が必要」だと思い込んでいる私たち現代人には、「肥料はいらなかった」という事実を「脳」が拒否する傾向にあります。

その解決方法は、自分で完全な無肥料栽培で美味しい作物を育て、実際に食べて感動する以外、どんな説明にも納得することはできないでしょう。ならば──

私は、プランターキットや家庭菜園の運営をして、一人でも多くの人に「実体験」をしていただきたいと考えています。ところが、費用が掛かりすぎたり、場所が遠かったりで、なかなか手が出せないという声を聞きます。

そこで、費用も手間もかからず、手軽に「完全無肥料栽培」を体験できるセットを提案することにしました。

それが、自家採種をして得られた安全な種を使った「ミニミニ菜園キット」です。写真は、トウガラシを発芽させたものです。いま、主に発芽野菜として、そのまま食べれられるような規格を実験中で、いろいろな野菜を発芽させています。

いまのところ、自宅で、だれにでも、すぐに試せるセットとして、「ミニ菜園のポット、そして大根、小松菜の種」を用意する予定です。大根は「カイワレ大根」として薬味代わりに。小松菜はがん予防に効果のあるとされるスルフォラファンを含む「小松菜スプラウト」として。

価格は、10回分の種を付けて1,000円前後の予定です。

もともと発芽野菜は、水やりだけで発芽するものなので、まずは入り口の超入門コースとして企画しています。もちろん、使う種がもっとも重要なので、市販の発芽野菜のなかで、もっとも安全で品質の高い発芽野菜になるはずです。

また、うまく育てれば、ベビーリーフぐらい大きく育てることも可能です。

慣れてくれば、自宅の庭や、ベランダに大きめのプランターを設置するなどして、「完全無肥料栽培」の面白さを味わえるようになると思います。

2018年5月12日 (土)

養分で育つという錯覚~いまの農業理論は廃れていく

Kimg1025自然農法の研究を始めて7年が過ぎました。当たり前のように育つ野菜たちを見ると、感慨深いものがあります。

いまだに「野菜(植物)は養分で育つ」と思い込んでいる現代農業の理論は、まもなく廃れていくでしょう。科学の進歩によって、いまはいろいろなことが判明しています。農業に関していえば、「植物と動物は違う」ということです。

字面だけを見れば「当たり前」のことなのですが、両者の生き方(成長と生命維持の方法)の違いについて、ほとんどの人があまりにも無頓着です。(もちろん、私自身も考えたことはありませんでした)

私たち人間も、ほかの動物も、生まれてから成長するために、何らかの栄養を摂取しています。そうしないと成長できないし、生命を維持できないからです。

そこまではわかります。

ところが、植物はまったく違います。

生物学上では、植物は「独立栄養生物」と分類され、人間を含む動物は「従属栄養生物」に分類されます。植物は自力で栄養を調達し、動物は他の生き物を捕食して調達するという分類です。

なのに、人間を含めた動物(動き回る生き物)と、植物(動かず、その場で世代交代する生き物)の生態をごちゃまぜに考えているのが、現代の農業理論です。どういうことかというと、「植物は成長するために養分が必要である」といまだに錯覚しているということです。植物には養分など必要ありません。もちろん肥料も必要ありません。

いまの農業の教科書には、植物が成長するために必要な養分の解説に始まり、「いかに土を育てるか」といった変なストーリーを展開します。これは、科学的に誤りです。

土は、石であれ、粘土であれ、それそのものが植物にとって必要なミネラルの塊であって、育てるもへったくれもありません。大事なことは、そこにあるミネラルを植物がいかに吸収するかというだけのことなのです。

ミネラルの吸収を助けるのは微生物です。

そもそも植物は多様な微生物とセットで生きている生命体です。もとになる微生物は空気中にいるし、種にもくっついています。発芽すれば、あとは自動的に成長するだけです。

植物は葉緑素という、自前で生きるためのエネルギーを調達する能力を備えています。なので、太陽と空気と水があれば、どんな植物も勝手に育ちます。

ただし、必要なミネラルを吸収できないと、ちゃんと成長することはできません。そこで植物は根っこから糖分を出して微生物を働かせ、ミネラルを吸収します。人間が食べる野菜のように、進化した植物は、アミノ酸を合成する微生物も従えて、非常に効率よく成長することができます。

しかし、微生物が繁殖するのに適していない環境(たとえば通気性が悪いとか、水はけが悪い状態)だと、野菜はうまく成長することができません。逆に、微生物が繁殖しやすい土壌環境さえあれば、野菜は見事なぐらい自動的に成長するものなのです。それが自然農法の基礎理論です。

*もっとも、残念ながらこの理論はまだ仮説にすぎません。とはいえ、新発明である証拠として特許を取得している理論です。今後、協力してくれる研究者が出てくれれば、やがて仮説でなく定説になってくると信じています。

同じ「自然農法」あるいは「自然栽培」という言葉を使っていても、「野菜は養分で育つ」という考え方に縛られていると、「肥料は使わないけれど、植物を発酵させた堆肥は使う」というような矛盾したことになります。(堆肥は、ずばり有機肥料です)

「何か」を地面に混ぜ込むと、せっかくの微生物の住処が壊されます。すると野菜がダメージを受けます。土壌もダメージを受けます。

栽培方法という視点で比較して考えてみましょう。自然農法が本来の農業のあり方であって、肥料を使う栽培方法は「不自然農法」なのです。そろそろ、肥料という添加物を地面に埋め込む発想から解放されてもいい時期ではないでしょうか。

自分や家族の健康ために。将来生まれてくる子供たちのために。

なぜ現代人は病気が多く、身体がこんなにも弱いのか? ふだん食べているものについて、いっしょに考えてみませんか。

2018年5月 8日 (火)

世界の非常識 無肥料栽培

最近、とても興味深いことを知りました。欧米の農業に関する考え方に、「肥料を使わずに農作物を育てる」という発想がないということです。

当たり前と言えば、当たり前なのかもしれません。

先日から、アメリカ在住の日本人男性が、ボランティア活動の一環として歩屋の本社農場にお手伝いに来てくださっています。彼はマスメディアの仕事をされていて、すでにニューヨーク在住16年になるそうです。

農業に興味を持ち、いろいろ調べているうちに自然農法という考え方を知り、深く学んでみようと思ったそうです。日本では、自然農法あるいは自然栽培に取り組む人は増えているようですが、その中でもボランティア先として私の農場が選ばれたことは、とても光栄なことです。

ところで、日本に一時帰国する際に、ひとつ彼にお願いしたのは、欧米の農業事情について、とくに「無肥料栽培」の取り組みがどの程度進んでいるのかを調べてもらいたい、ということでした。

そして、Haluの農場にいらしたときにうかがったのが、今回の記事のテーマだったというわけです。

日本でも、「農作物を育てるには養分が必要だ」、だから「農作物を育て続けるには、肥料を入れなければいけない」という考え方が常識です。肥料を使わずに野菜を育てようとすると、露骨に嫌な顔をする人もいます。

しかし、肥料がなくても健康で美味しい野菜がたくさんできることは、すでにわかっています。なので、あとは農業や環境問題に関心のある人に、どうやって効果的に伝えていくかが私にとっての悩みどころです。

今回、彼がニューヨークに戻った際、アメリカ人に新しい変化が起きるかもしれません。それを想像すると楽しくなります。

2018年5月 1日 (火)

歩屋ならではの新商品 「大根豆」新発売!

Kimg1205無肥料・無農薬そして自家採種の技術研究に突き進んでいる歩屋から、新商品「大根豆」が誕生しました。

誕生といっても、大根の種の新しい食べ方を提案したものです。

植物は、肥料も農薬も毒物も、根っこからなんでも吸収します。いまや農薬だけでなく、肥料も危ないことが分かってきた時代です。毒性のある物質が濃縮される種をそのまま食べると、病気になります。

少し過激な表現だったでしょうか。

しかし、大豆にしろ小麦にしろ、いま世間はアレルギーで大騒ぎしています。どちらも種をそのまま食べていることを思い出してください。

多用な微生物がつくりだす微量栄養素を豊富に含むHaluの野菜は、もちろんその種に豊富な栄養がギュギュっと詰まっています。

もともと採種用に残している大根ですが、乾燥する前のわずかな期間、生で食べると極上の野菜の味わいがします。

千葉県松戸市のオーガニックスーパー「クランデール」さんのはからいで、4月30日より新野菜としてデビューしました。季節限定で、しかもここ(新松戸店)でしか買えません。

生でも、茹でても、サラダのトッピングに。

本当に力のある種は、とても美味しいです。

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