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2018年2月25日 (日)

種についての見解

昨年、国会で種子法の廃止が可決され、インターネットでは大騒ぎになっています。といっても、この問題に関心のある人は、全体から見ればごくわずかなのかもしれません。

廃止の実施は2018年4月1日だそうです。

さて、この法律の廃止が、Halu農法という独自の自然農法を実践している私たちにとって、どれほどの問題なのか、現時点での見解を示しておきたいと思います。

まず、基本的には、自家採種を基本にしている生産者であるかぎり、種子法の廃止はまったく問題にならないと考えています。

もっとも、種子法によって高品質の種が守られているのは米と小麦などの主要作物に限定されていることを踏まえると、歩屋は野菜専門なので、そもそも野菜農家には、あまり縁がない話だと思います。

実際、野菜の種子については日本の種苗会社が頑張っているようですから、巷で騒がれているように、「日本の食が外国の企業に支配される」という事態になるとは、とても考えられません。

ただ、将来的に私がコメ作りをしたいと思ったとき、自由に種モミを採種できないのは困ります。

いまの消費者はほとんど知らないと思いますが、日本の稲作では、そもそも種苗法や種モミの販売契約によって、お米の自家採種を禁止されているのです。そちらのほうが、私にとってはよほど大問題だと思っています。

私の理解が追い付いていないのかもしれませんが、種の問題は、もっと簡明に整理して、一般消費者に理解できるレベルで大いに議論されるべき問題だと思います。

ただ、ひとつだけ結論めいたことを書くとするなら、野菜に関してですが、ひたすら自家採種を続けていけば、法律で縛られることはまったくありません。むしろ、国家が無理やり採種をできなくしようとしても、人間が自然界の懐の深さにかなうはずがありません。

そして、国家権力とか、大資本による支配とか、そういう力に翻弄されないためには、私たち消費者ひとりひとりが自分で自家採種して作物をつくる経験を持つことが、とても大事なのだと思うのです。

いま、心ある人たちが「自家採種の大切さ」を訴え、実際に種を守る活動をしています。素晴らしい活動です。これがある限り、日本の農業は何ら問題はないと、素直にそう感じます。

種については、これからも折に触れてお伝えしていこうと思います。

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