フォト
無料ブログはココログ

« 農の道は真理の道~農業論その1 | トップページ | 四季成りイチゴの定植 »

2017年4月 2日 (日)

基幹産業へ~農業論その2

きっと、多くの人が、心の中では確信しているのかもしれません。農業は、“成長産業化”などというテーマで論じられるべきものではなく、人類社会の基幹産業として位置付けられるべきものです。

さらに、農業の基盤がしっかりすれば、ごく自然に経済は上向いていくでしょう。なぜ経済学者から、そのことを主張する声が出てこないのか、理由がまったくがわかりません。

経済学を修めた人が共有する基本的な知識があります。これを外して経済学は考えられないほど重要です。それは、経済を潤す基本となるものは何か、という視点です。マスメディアで報じられることもないので、経済学に興味のない人にとっては、知る術はないかもしれません。

答えは「人口」です。

人口が増えれば経済は拡大し、減れば縮小します。人は、消費者でもあり生産者でもあります。とくに消費する人がいなければ、経済が縮小するのは当たりまえです。そこで、短絡的に「子どもを産みなさい」という教育者が現れて問題になったり、子育ての負担を軽くして、何とか若い女性に子どもを産ませようという政策が出てきます。

その一方で、さらに奇妙なことがあります。もはや人口が増えるあてがない。そこで政府(だけでなく政治家全般、官僚、学者のほとんど)は、人口減少を前提に、一人当たりの消費量を増やして経済を拡大しようという政策に突っ走っています。

これ以上、不要なものが増えて、私たちは幸せな生活が送れるのでしょうか。

さて、どうすれば人口が増えるのか。
これは単純明快です。食べ物を増やせば良いのです。食べ物が増えれば、種族は増える。人間だけではありません。イノシシも、シカも、サルも、食べ物が増えれば個体数は必ず増えます。

微生物も昆虫も、食べ物が増えれば個体数が増えます。ひとつの種が増えると、やれ害虫だ害獣だと人間は騒ぎ立てますが、理由は彼らの食べ物が増えているから、というだけのことです。

人間は例外でしょうか? そんなわけがありません。食べ物が増えれば、人間は必ず増えます。黙っていても、経済は拡大します。

たぶん、そのことは多くの経済学者が分かっていることだと思います。ところが、なぜその政策が出てこないのかというと、現在の農業技術では、作物を大量生産することができないからです。

農業技術はいまが最高度に成熟していて、これ以上の進歩がほとんど見込めない、と多くの農業関係者は考えています。だから、遺伝子組み換えとか、植物工場のような、極端に自然から距離をおくような技術に走らざるを得ません。

いま必要なのは、無限に食糧生産できる本物の技術です。Halu農法もその一翼を担える技術だと思っています。要するに、まったく新しい視点の農業技術を開発することが、いまの社会の閉塞感を打破する最も有効な手立てに違いありません。

かんたんに言い換えると、街路樹や庭の柿の木が、自然に大きく育ち、美味しい実を成らせる仕組みを研究し、農業に活用する技術こそ、いま必要なのです。

ただし、発想を変えることは、とても難しいことです。いまの農業分野が急激に変わることは考えにくいので、担い手が増えないまま没落していくでしょう。おそらく、新規参入を志す人たちによって、日本の農業が新しい道を歩き始め、社会は再生していくように思います。そして、その波が世界に広がり、地球規模で経済社会が変革していくことでしょう。

その先に、戦争で命を奪い合うことのない、飢える恐怖もない、平和で豊かな社会が待っているのだろうと思います。

« 農の道は真理の道~農業論その1 | トップページ | 四季成りイチゴの定植 »

農業論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 基幹産業へ~農業論その2:

« 農の道は真理の道~農業論その1 | トップページ | 四季成りイチゴの定植 »