とにかく自分でつくってみる
先日(2月11日)、第3回のHalu農法基礎講座を実施しました。遠路お越しくださった参加者のみなさまには、心から感謝しています。座学を終えて畑に行くと、クモやテントウムシが活動を始めていて驚きました。参加者のみなさまには、畑のミズナを思い思いに食べていただいたり、プランターのコマツナも味見していただいたり。Halu農法の野菜の味を実際に味わっていただくことが、理解の早道でもあると思います。
ところで、講座のときにはまだ白かったプランターのイチゴの実が少しずつ色づき始めました。私にとっては初めてのイチゴ栽培なので、わからないことだらけです。人工受粉に慣れていないためか、形がいびつですが、何ともいえない甘い香りが漂ってきます。イチゴだけではありません。このプランターの土は、とても良い香りがします。思わず食べてみたくなる香りです。よく篤農家は土を食べると言います。正直なところ、私は土を食べたいと思ったことはありませんが、なぜかこのプランターの土は食べたくなります。
実際、時折つまんでは味わっています。
美味しいという感覚ではなくて、なんだか身体に沁みて健康になっていくような妙な感覚といいますか。決して不味くはありませんし、食べることに抵抗がありません。
こういう不思議な感覚を経験するには、やはり自分で野菜をつくるのが一番です。
これまでの一般的な栽培方法の場合、肥料の種類が何であれ、野菜づくりはとても難しいと思います。少しでも肥料が多かったり、逆に少なかったりすると、苦味が出てきて不味くなったり、野菜が大きく育たなかったり。さらに、病害虫に悩まされるでしょう。
なので、野菜づくりは農家(専門家)にお任せ──。それが常識になっていると思います。
いまだから言えることですが、肥料を使わないほうが簡単に野菜ができます。(もちろん、土壌改良に早くて半年、長くて1年半ほどはかかりますが)
ぜひ、講座にご参加ください。きっと面白い世界を経験できることでしょう。