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2015年7月22日 (水)

"肥沃な土地"の真実とは?~Haluの世界その12

だれもが「当たり前」だと思っていることの裏に「真実」が隠されている。別の言い方もあります。「常識を疑え」。マスコミの世界に長くいた私自身の体験にもとづく考え方です。

農業にかかわったり、あるいは家庭菜園に興味をもって本を読んだりすると、「肥沃」という言葉によく出会うでしょう。この「肥沃」という言葉が、現代農業を袋小路に迷い込ませる原因のひとつではないか。そんな気がします。

私が最初にこの言葉に出会ったのは歴史の教科書です。”肥沃な三日月地帯”という言葉に見覚えはありませんか? メソポタミアという古代文明が興った場所で、農耕文化発祥の地とされています。そして、古代から現代まで、「農業」と「肥沃」は切っても切れない関係にあります。

さて、「肥沃」の意味を子供に聞かれたら、どのように答えますか?

おそらく、農作物が良く育つ肥えた土地、つまり養分をたっぷり蓄えた土地といった説明が浮かぶのではないでしょうか。

1なぜ、こんなテーマを取り上げているのかというと、もちろん、この考え方に異論を唱えるためです。写真は、今朝の私の畑で撮影したカボチャです。昨年の実績から考えて、このカボチャは2~3㎏にはなるはずです。しかも、1株に何個も実をつけるでしょう。けれども、この土地に養分はありません。断言します。

「養分がないのに、どんな野菜でも育つ土地」
「種を播けばどんどん育ち、たくさん収穫できる土地」

そんな土地こそが「肥沃な土地」の正体ではないかと推測しています。つまり、土壌環境が共生微生物にとって最適な状態にあるため、どんな農作物も育つし、連作するほどに質も量も上向いてくる。だからこそ、農業が始まったのではないか、という推論です。

食糧が増えると人口も増えます。食糧を増産する必要がありますが、すると農地を開拓しなければいけません。しかし、そんな都合の良い土地がごろごろ転がっているわけではないので、そこから農業の苦難の歴史が始まったのではないでしょうか。

当時は、微生物の知識もないわけですから、「肥沃=養分をたっぷり蓄えた状態」と理解したとしても仕方がありません。そして、それが7千年ものあいだ、ずっと私たちの先入観として植えつけられてきたのではないでしょうか。「農業には肥料が必要である」と。

「肥沃」という言葉の意味をもう一度確認しましょう。

Haluの世界において「肥沃」とは、「共生微生物が繁殖しやすい環境にあること」です。「養分」は無用です。むしろ、へたに「生ごみ堆肥」など混ぜようものなら、たちまち環境が壊れてしまうので要注意です。

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