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2015年4月

2015年4月26日 (日)

”害虫”?もちろんいます・・・が

Photo_2きょうは気持ちの良い天気でした。午前7時過ぎから農作業を始めました。1枚目の写真は畑の様子です。手前にダイコン、奥はミズナを播きました。ダイコン(2段目左)の成長具合は、こんなものなのでしょうか。ダイコンの作付は初めてなので、これが早いのか遅いのか、あるいは普通なのか判断がつきません。

けれど、奥のミズナ(2段目右)は、はっきり言って遅すぎです。播種してから1か月経ちますが、通常の成長速度から考えると、現段階の様子は播種して10日間ぐらいの感じです。

今年の春は長雨と日照不足の影響がモロに出ているように感じますが、そもそもこの畑は改良が遅れている場所なので、それを考慮すると「順調」というべきかもしれません。

Photo_3Photo_4ダイコンはそろそろ間引きしても良いのだと思いますが、あと少し様子を見ます。完全無肥料のHaluの野菜は、どうも肥料栽培の野菜と成長の過程がずいぶん違っています。とくに、根系の発達具合は、肥料栽培とももちろん違いますが、いわゆる「自然農法」とか「自然栽培」とか、あるいは「自然農」と呼んでいる方々の説明とも違います。

このブログでも何度かご紹介していますが、根系の話については、写真のデータなどがそろった段階で、詳しくご紹介しようと考えています。

Photo_5最後の写真は、“害虫”と呼ばれているキスジノミハムシです。ダイコンの葉っぱについている黒い点のような虫をご確認ください。黄色い筋は見えるでしょうか。

アブラナ科が大好きな虫で葉っぱを穴だらけにしてしまいます。といっても、Haluの畑で大繁殖することはありませんし、食害も「ほとんどない」と言って良いでしょう。

むしろ、葉っぱの半分ぐらい食べられている苗もあります。これはガとかチョウの幼虫が食べたものでしょう。それだって、大被害にはなっていません。

一般に、春は、とくにアブラナ科の食害が酷いとされ、農薬は不可欠だと考えられています。有機栽培を実践している人たちにとっても、農薬が使えないので、防虫ネットは必需品ですし、お金に余裕があれば虫を寄せつけない「忌避剤」を使ったり、人力で虫をつぶしたり、防除に忙しい時期です。

私はといえば、呑気なものです。肥料もなければ、防除もありません。こうしてキスジノミハムシを見つけては、楽しんで眺めています。

この畑は、アリ、クモ、テントウムシという“三大ハンター”(私が勝手に名付けました)がうじゃうじゃいます。キスジノミハムシは、成虫になれば「強力なジャンプ力」で逃げることもできるでしょうが、おそらく幼虫のうちに食べられてしまうものが多いのだと思います。運良く成虫になれた彼らを、どうして“害虫”などと呼んで憎めるでしょう。

新しい畑

Photo千葉県松戸市の社会福祉法人と連携して、新しくHaluの畑(約150坪)をひらくことになりました。まずは定型の高畝づくりから。管理機を入れた感じは、水はけが良さそうです。

ところが・・・

この土には「生き物」がほとんどいません。法人の施設の隣にある畑を借りたそうなのですが、以前、おそらく肥料や農薬を多用していたのでしょう。しばらく何も作付していなかったそうですが、除草剤を使っていたかもしれません。

とにかくアリもクモもいません。水はけが良いのに生命反応がない土。日本の農地を象徴しているように感じました。

もっとも、自然界は復元力が強いので、その力が発揮されるのを楽しみに待ちたいと思います。畝を立てたあと、昨年採れたカボチャの種を播いておきました。あとでスイカも播く予定です。

2015年4月23日 (木)

どちらが大事?「無農薬」と「無肥料」

 最近、「ある傾向」に気づきました。自分のしていることが、周囲にどのように映っているのかということです。

 Haluの技術を求めて早5年目に突入しました。この間、応援してくれる方がたくさんいました。ところが、ほとんどの方は、私のことを「無農薬で野菜を作っている人」と理解しているようです。さらに、私のことをだれかに紹介するときも、「この人は無農薬で野菜を作っている人です」と表現してくれます。

 消費者の視点では、やはり「無農薬」であることが大事なのだろうと思います。私は、これまでムキになって「無肥料」を強調してきました。さらに「無肥料だから健康な野菜になって、農薬が必要なくなる」という理屈を持ち出して‟説得”を試みたのですが、ほとんど効果がありませんでした。

 逆に、農業を営む人は、「無農薬」より「無肥料」の言葉によほど強く反応します。「この畑は肥料を使っていません」と言うと、まず最初は不思議そうな顔をされます。そして質問が来ます。

「堆肥(植物系)は入れてるんでしょ?」

MPhoto「いえ、何にも入れないんです。それでも甘くて大きいスイカができましたよ」

 すると、目を丸くして驚いた表情をします。けれども、結局のところ、だれも信じてくれていないようです。視線が泳いでいますから、すぐにわかります。「どうせ、隠れて何か入れてるんだろう」くらいに思われているのかも。要するに、「無肥料」という言葉に反応はしますが、「そんなことあり得ない」と考えているのでしょう。

 「無肥料」とか「無農薬」とかに代わる、良い表現はないものでしょうか。「無添加」?あまりぱっとしません。

 「何も入れない」ということを伝えるのが、こんなに大変だとは思いませんでした。それでも、何とか表現したいので、いろいろ考えてみます。(参考までに、昨年の写真です)

2015年4月19日 (日)

「あゆみ塾」始動しました。

Photo 無肥料栽培Haluを学ぶ「あゆみ塾」の発会式を18日(土)に行いました。より多くの方々に、新しい無肥料栽培について知っていただきたいと思います。
 
 今回は、車をたくさん留められない事情もあって、これまで応援してくださった方を中心に参加していただき、塾の目的や今後の流れについてご紹介しました。会費などの詳細はまだ未定ですが、実際に畑で好きな野菜をつくったり、ゼロから土壌改良していく様子を見たり、Haluを肌で感じでいただくことを予定しています。

 「あゆみ塾」は、「私たち人間は一歩一歩前に進んでいく生き物である」という趣旨で命名しました。そして、塾の目的を以下の3点とします。

1. 本当の自分を発見する
 この大地は、無数の生命に満ちあふれ、私たち人間(自分自身)もかけがえのない一員であることを知る。

2. 生き抜く知恵を身につける
 どのような人災、自然災害に遭っても、どのような土地であっても、食べ物を栽培し、生き抜いていく知恵を身につける。

3. 感性豊かな仲間を増やす
 塾の活動を通して、自然界にチャンネルを開いた(自然とのつながりを意識できる)、感性豊かな仲間を増やしていく。
以上。

 地球はとても大きく、大地は広大です。それなのに、私たち人間の多くは、人間がつくった社会、つまり「誰か一部の人間」がつくった価値観やシステムの中だけで生活をしていて、身も心も窮屈で、ストレスをため込んでいるように見えます。

 「あゆみ塾」は、がんじがらめの生活から身も心を解き放ち、気持ちよく人生を歩むための塾です。

 ところで、農業に関心を持つ人は増えていると思いますが、従来の肥料や農薬を使う畑では、おそらく味わえない世界が「あゆみ塾」の畑にあります。それは、少し硬い表現になりますが、「すべての生命がそこに存在する」という特殊な世界です。

 たとえ農薬を使わない有機農法でも、「肥料を投入する」という人間の操作によって、畑の中の生態系は偏りが生じ、ある生命が優勢になり、ある生命が劣勢になります。その結果、病虫害という症状になって現れます。

 Haluの畑には、虫食いも病気もあります。しかも、その季節に起こりうる「あらゆる虫食い」「あらゆる病気」が同時に存在します。ところが、それは畑の一部にとどまり、決して拡大しません。それが「すべての生命がそこに存在する」という意味です。

 あまり言葉では具体的なイメージは伝わらないと思いますが、「すべての生命」を実際に五感で感じ取ったとき、自分のなかの「何かのスイッチ」が入る瞬間があります。どんなスイッチなのかは、まだ上手に言葉にできません。畑で直接味わっていただくしかありません。

 もう一つ、Haluの技術を習得することで、いついかなるときも「自分で食べ物をつくる」ことができるようになります。もちろん、農業で収入を得られるレベルまでを想定しています。

 もっとも、私自身にその指導力があるのかというと、まったく自信がありません。ただ、昨年のスイカやカボチャの味は格別でしたし、きっと今年も、さらにおいしいスイカとカボチャが味わえることだけは確信しています。

 「あゆみ塾」の運営について、遠からずお知らせしますので、関心のある方はぜひご参加いただきたいと思います。素晴らしい感性を持った人たちのネットワークも広がります。

*写真は、思い思いの種や種イモを植えるために、Haluの畝を立てている塾生のみなさんです。ウグイス、キジなどの鳴き声を聞きながら作業をします。お弁当の味は格別です。

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