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2014年10月

2014年10月29日 (水)

自然農 そろそろ肥料 入れようか

自然農あるいは自然農法を始めると、ある共通の悩みが出てくるようです。それは「野菜が大きく育たない」ことです。

趣味で楽しむ分には、野菜が大きくならなくても、そしてたくさん実らなくても、さして悩みはしないでしょう。しかし、農業者を目指し、売り物を作らねばならない人にとって、野菜が大きく育つかどうかは死活問題です。

少なくとも、私は悩みました。焦りました。

畑を開いた最初の年は、従業員を雇い、借金を重ねたため、「なんとしてでも売り物を作らねばならない」という強迫観念にとらわれていました。そして、‟自然農法”を実践している人のマネをすれば、ある程度はできるはずだと、自分に言い聞かせていました。

いまにして思えば、失敗して当然でした。なぜなら、実践者の書いたものを読んだり、話を聞いたりしましたが、「何一つ自分で納得してはいなかった」のです。「ただ実践者のマネをしていた」からです。納得できていない方法をマネしたのでは、成功する道理がありません。

そして、行き着くところは「やはり畑に肥料を入れようか」という苦渋の選択です。

ところが私の場合、幸か不幸か、資金は底を尽き、畑に何か入れようにも、何も買えませんでした。ただ、畑(畝)の形状を変えて、実験を繰り返すしか方法がなかったのです。結果的に、そこから完全な無肥料栽培の仕組みが見えてきました。

畑には 決して肥料を 入れません

野菜は「養分」で育つものではなく、「太陽と空気と水」で育ちます。これは、比喩的に表現しているのではなくて、あくまで科学的に表現したものです。

そもそも植物は、共生微生物とセットでとらえるべきものです。根圏に共生微生物がいれば、本当に「太陽と空気と水」だけで、すくすく育ちます。大量に、大きく、そして美味しく。

農業者を目指す方に、心よりエールを送りたいと思います。余計なお金をかけても無駄になる可能性があります。空気中に漂う共生微生物をうまく繁殖させれば、ただ種を播くだけで野菜ができます。

畑のミズナは壮観です。

2014年10月27日 (月)

ミズナ40日目

21ミズナの播種から40日目。ほぼ順調に育っています。毎朝、犬の散歩をしている地主さんが、「無肥料でよく育ってますねぇ」と声をかけてくださいました。周辺の農業者のなかで、無肥料栽培に取り組んでいることを理解しているのは、この地主さんだけかもしれません。

ほかの方は、「肥料を使ってないとか言うけれど、どうせ何か入れてるんだろう」という顔をしているので、それはそれで仕方がないと思っています。

あと3週間から1か月もすれば、立派に成長するでしょう。そのころ、収穫会を開く予定です。

今年は、障害を持っている人たちの就労の場として、収穫から出荷作業まで練習を始めることになっています。うまく回転しはじめるのを願っています。

Photoところで、ミズナも美味しいですが、1畝だけルッコラも作付しています。こちらは、ミズナより少し遅い感じもしますが、とても美味しく育っています(写真下段)。

2014年10月20日 (月)

夢の生物農薬!?~飛ばないテントウムシ

テレビ番組でショッキングな話を知ってしまいました。「害虫」であるアブラムシを駆除するため、飛ばないテントウムシをつくり出し、商品化したというものです。(調べてみると、今年の夏にニュースとして報じられていたようですね。気づきませんでした。)

近年、農薬の効かないアブラムシが繁殖しており、アブラムシを捕食するテントウムシを「生物農薬」として利用する技術だそうです。普通のテントウムシを放しても、すぐどこかに飛んで行ってしまうので、「生物農薬」として役に立ちません。そこで、品種改良して飛ばなくしてやれば、その畑に居ついて、アブラムシを食べつくしてくれるだろう、というものです。

これが現代農業の現実なのかと、胸が締め付けられました。わざわざ飛ばないテントウムシを創るなんて・・・

これを研究するのも、商売にするのも、原則としてそれは人間の自由だと思います。しかし、それをメディアが「夢の〇〇」と価値判断していることに驚き、やるせない気持ちになります。

そもそも自然界では、アブラムシのいるところ、必ず数種類のテントウムシがいるものです。ところが、農薬を使うからテントウムシが逃げ出すのです。しかも、アブラムシは農薬に耐性を持つため、どんどん増える。そこで、テントウムシを飛べなくして、アブラムシを食べさせようと。

テントウムシは飛べないために、農薬だらけの畑から逃げたくても逃げられません。

PhotoHaluの畑には、アリ、クモのほかに、テントウムシも常駐しています。かれらは、畑の生態系を維持する有能なハンターです。アリとクモは、畑に霜が降りるまで働いています。テントウムシも、11月いっぱいは働いてくれます。

「テントウムシがどこかに飛んで行ってしまう?」

ありえません。そこにエサがある限り、エサを放っておいて飛び去ることなどありません。

もっとも、現代農業を前提に考えるなら、生物農薬として飛ばないテントウムシを開発することが、むしろ当然の流れなのでしょう。けれども、私には、生命の尊厳を傷つけるような行為に感じられて仕方がありません。

完全な無肥料栽培なら、そんな心配はしなくて良いのです。自然界の「バランスを取ろうとする力」がちゃんと働いて、特定の害虫が大繁殖することはありません。肥料も農薬も使わないから、お金もかかりません。

自然界のテントウムシがたくさんいる畑は、とても気持ちが良いですよ。

*写真は、2012年6月、土壌改良中の畑で、アルファルファ(マメ科)についているテントウムシの幼虫を撮影したものです。わずか50㎝四方の範囲に、6匹の幼虫(ナナホシテントウ)がいます。

2014年10月17日 (金)

ミズナ1か月

21ミズナを播種してからちょうど1か月経ちました。あまりにも雨が多くて参りましたが、丁寧に高畝を成形したためか、なんとか順調に育っている気がします。写真の通り、ここまでくれば、あとは加速的に成長すると思います。昨年と同じように、11月中旬から、しっかりしたミズナが収穫できるでしょう。

もともとベビーリーフ用の種を使っていますので、まだ小さいうちに収穫するのも良いのですが、やはり大きく育ててから収穫したいところです。

スーパーなどで売っている種類とは異なり、このミズナは茎が太く、葉も肉厚でしっかりした葉物野菜になります。「鍋用ミズナ」とでも名前を付けようかと考えています。茹でて良し、炒めて良し、天ぷらも良し、漬物も良し。もちろん生でもいけます。

3台風前に播種したミズナは発芽はしていますが、まだ10日ほどですので、「まだまだ」という感じ。これからどの程度成長するか、じっくり見守っていきたいと思います。

2014年10月 8日 (水)

ミズナ3週目

21きょうは皆既月食という久しぶりの天体ショーを楽しみました。季節もちょうど良く、夜空を気分よく眺めることができました。

さて、畑はミズナの種を播いてちょうど3週目になります。まだ台風の大雨が完全にははけていないため、朝の日光によって蒸発する水蒸気が写真に写るほどです。といっても、ミズナは何とか無事でした。成長の早いものは、ベビーリーフとして出荷できるほどです。

Photoもちろん、全体を見渡すとまだまだですが、あと2週間もあれば、かなり大きく育つと思います。また、ルッコラ(写真下段)もきれいにそろって成長しています。

来週は、さらに強い台風が上陸する可能性もあるとのこと。野菜たちの無事を祈るばかりです。

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