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2014年9月 4日 (木)

完全なる無肥料栽培~Haluの世界その1

新・自然農法とは何か、これまでの自然農法と何が違うのか。本日から、少しずつ記事にまとめていきたいと思います。

まず、新しい農法に「Halu」(ハル)という名前を付けました。ハルは、アイヌ語で「自然からの恵みの食べ物」という意味の言葉だそうです。いままでご支援くださった方々からアイデアをいただき、この名前に決めました。

そして、これから完全な無肥料栽培の考え方や実践方法をまとめるにあたり、「Haluの世界」というテーマで記事をアップしていこうと思います。今回は第1回です。

元新聞記者である私は、自然農法(あるいは自然栽培)に魅せられて取材を始めました。しかし、その仕組みは解明されておらず、好奇心にかられて自分で実践を始めました。打つ手すべてに失敗し、どん底に突き落とされました。現場での学びも当然多かったわけですが、農学の基礎知識、最新研究の情報を調べに調べました。その結果、未知の世界が目の前に開けてきました。

パラレルワールドという言葉があります。パラレルは「平行線」の意味で、私たちが住む現実世界と並行して、登場人物が同じなのに違うストーリーが展開するもう一つの世界があるという説です。SF小説やSF映画が好きな私は、パラレルワールドにあこがれていましたが、いま、まさに自分がその世界に入ったかのような感覚にいるのです。

話を戻します。

現代農業の技術には、化学肥料や農薬を使う「慣行農法」のほかに、「有機農法」や「自然農法」があります。これらは、別々のようにも見えますが、よく観察すると、すべてが同じ流れを持っていることに気づきます。それを図にしてみました。

・慣行農法:人間が化学肥料を投入→植物の養分化→野菜の成長
・有機農法:人間が有機肥料を投入→植物の養分化→野菜の成長
・自然農法:人間が微生物のエサを投入→植物の養分供給→野菜の成長

Photo_2こうしてみると、共通点が一目瞭然です。人間が「何か」を畑に入れて、次に植物の養分ができて、最後に野菜に吸収される、という一方向の流れがあるのです。

「自然農法には、何も投入しない実践者もいる」と言われそうです。よく聞いてみると、ものすごい時間をかけて、最終的に畑が肥沃になるの待っています。時間を投入することで植物の養分を増やし、それで野菜を育てるのです。だから、「自然農法の野菜は小さい」「自然農法は量産できない」と考えられています。いずれにしろ、養分で野菜を育てるという考え方は、面白いほどすべてに共通しています。

「こいつは何が言いたいのだ? 養分がなけりゃ野菜が育たないじゃないか」

そんな声が聞こえそうですね。私もそう考えていました。だから失敗したのだと、いまだから確信を持って言うことができます。あえて書いてみます。

「野菜は養分で育てるものじゃない」

「じゃあ、何で育てるのだ?」

「太陽と空気と水です」

これがすべての答えです。

ではHaluの世界にご案内しましょう。

ここに、ある言葉があります。
「自然状態にあるかぎり、植物は本質的に共生生物なのである」

ある研究者の書物から引用しました。私はこれを読んだとき、ものすごい衝撃を受けました。「共生」の相手は、もちろん微生物です。そして発想を飛躍させ、「どんな植物にも共生する微生物がいるはずだ。それを見つければ、どんな野菜も肥料を使わず育てることができるに違いない」と仮説を立てました。

結果は、ある特定の畝を成形すると、大気中に浮遊する共生微生物が漂着、繁殖し、野菜と緊密な共生関係を築くことを発見しました。

Halu:人間は特定の畝を成形するだけ→共生微生物が繁殖し植物の養分を供給⇔植物は共生微生物の養分を供給

これが完全なる無肥料栽培の姿です。

微生物と植物の双方向の養分交換、つまり共生関係があれば、人間が「何か」を投入する必要はありません。どんな野菜でも勝手に大きく育ってくれます。大量に、しかも健康に、しかも美味しく。

「いやいやダマされないゾ。どさくさに紛れて変なことを書くな! 植物がなんで微生物に養分を供給しているのだ。やれやれ、この男は頭がどうかしてる」

と思われるでしょうか。今回はここまでにします。

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