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2014年7月28日 (月)

肥大せず、熟せず、スイカ枯れる

2Photo 予感はありましたが、これほどあからさまに結果が出てくるとは、正直なところ良い気分はしません。梅雨明けから1週間。4月13日に種を播いたスイカは次々とカラスにつつかれ、5月3日に播いたスイカは、ことごとく枯れ始めました。

 枯れ始めたスイカの実は40~50個はあるでしょうか。大きいものでも、せいぜい小玉と中玉の間くらい。ほとんどは、ソフトボールより大きくはなったものの、そのまま肥大していません。なにより、収穫して切ってみると、種は未熟で、ほとんど甘味もありません。

 原因は2点考えられます。まず一つ目は、6月6日~7日にかけての大雨による冠水。その後、少し草勢が回復したように見えたのですが、冠水したときに受けたダメージが大きかったのだと推測されます。つまり、創造型微生物群の溺死です。

 考えてみれば、私たち人間の身体も、血流が止まると、細胞は6時間で壊死してしまうといいます。そこから類推して、微生物も長時間の水浸しは致命的でしょう。とくに好気性の窒素固定菌であるアゾトバクターは、他の微生物に比べて信じられないほど多くの酸素を必要とします。

 専門的には「呼吸活性」というそうです。乾燥重量1mg(1千分の1g)につき、1時間に何μℓの酸素が必要かという数値です。カビは10~50、人間の網膜は31、酵母は50~100、そしてアゾトバクターは3,000です(西尾道徳著「土壌微生物の基礎知識」農文協刊より)。

 この桁違いの酸素要求量が、無肥料栽培を実現するうえで、ぜひとも欠かせない情報だと考えています。つまり、畑を、いかに酸素が供給される構造にするかという視点です。

 逆に考えると、冠水は致命的です。今年の大雨、長雨は、私の想定にはなかったことなので、仕方ないといえば仕方がありません。わずか24時間で、6月1か月の平年値を上回る大雨で、溝が冠水しました。雨が止んでから、1日でかなり引いてくれたので、問題ないと思っていました。しかし、こうして現実を見させられると、冠水することの恐ろしさを痛感せざるを得ません。

 また、私自身の管理の未熟さもありました。雑な誘引をしてしまったために、スイカの光合成を邪魔するように雑草が生い茂り、さらに、スイカのツル同士も互いに光合成を邪魔してしまい、畝の様子は混乱を極めました。

 ただ、今年のスイカは全部がダメかというと、そうではありません。ありがたいことに、播種が遅かった分のスイカは、梅雨明けとともにすごい勢いで草勢を回復し、とても力強く実を着けています。収穫は早くて8月中旬、遅くて9月にずれ込むかもしれませんが、大玉100~200個は行けそうな気がします。

 とくに5月17日以降に播いたスイカは、冠水のダメージをあまり受けなかったようです。6月6日に冠水はしたものの、まだ根が浅いために、水に浸からなかったのでしょう。そして生き残った創造型微生物群と一緒に根系を発達させていったと推測されます。

 逆に、一度張ってしまった根が冠水すると、そこで共生していた創造型微生物群が溺死。たとえ根が残っていても、微生物がいないので、いくら根からブドウ糖を放出しても、そのお返しとしてアミノ酸やビタミン、ミネラルなどを供給してもらえなかった──そんなストーリーが浮かびます。

 昨年は千年猛暑の乾燥地獄。今年は数十年に一度の大雨地獄。スイカも私も、半端ではない試練を受け続けています。

 メロンは、まだ何とも言えません。少なくとも、冠水してしまった畝は、とても悲惨な状態であることはご報告しておきます。もちろん、あとから種を播いた畝は、ごく少量ですが、元気に成長しています。カボチャは、最も元気が良い感じです。追ってご報告します。

*写真は、ツルが枯れ始めたスイカの様子と、中身です。種は未熟で、甘みもあまりありません。



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