堆肥は使いません
今年も異常な暑さになってきました。けれども、今年はマルチを使っていますから、保湿は万全だと思います。4月13日に播いたスイカは、親ヅルが伸びてきました。5月3日に播いたスイカも順調です。
スイカのたくましい姿を見ると、「野菜づくりには(植物系の)堆肥すら必要ない」ということを、あらためて実感します。この畑は、20年以上前に田んぼにするために埋め立てられたものです。ところが、そのまま20年以上放置され、葦原になっていました。
写真だけ見ると、「肥沃な畑」と受け取られるかもしれません。けれども、この畑には養分はありません。2年前から、土壌改良のために「超高畝」にし、「アルファルファ」を栽培していますが、成長したアルファルファや雑草を土に漉き込むことはしません。刈り取って溝に落とすだけです。
養分のない畑でスイカがたくましく成長する理由は、「創造型微生物」との共生関係があるからです。この一年ほどは「仮説」にすぎませんでしたが、いまでは「ほぼ確信」に変わってきています。その証拠に、というほどではありませんが、同じ畝に播いたスイカでも、親ヅルが伸びた株があるかと思えば、隣の株は小さな本葉が1枚出てきた段階で成長が止まっていて、生育にばらつきが見られます。微生物相にばらつきがあるからです。逆に、「多様な微生物がたくさんいそうだ」と感じる畝では、スイカの生育は均一で、しかもすべて順調です。
もちろん、2か月後にしっかりしたスイカやメロンができなければ、「これまで書いてきたことは全て錯覚だった」という結論になります。しかし、そうはならないと思います。畑の野菜たちが、とても元気そうに見えるからです。
とにかく、今後の栽培管理に全力を注ぎます。
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